こんにちは!
ヨーロッパで車を運転すると、
ラウンドアバウトに出くわします。
今日はラウンドアバウト roundabout のお話です。
ラウンドアバウトとは?
ラウンドアバウトとは
信号機が設置されていない円形状の環状交差点のこと。
中央に円形の島が設けられていて、
その周囲を一方通行の車線が囲んでいて、
そこに接続された幾つかの道路から進入、
退出ができるようになっています。
近年は日本でも導入しているところが
増えているそうですが、なかなか馴染みがないと、
どう進入して、どう退出するのか、
方法がわからないと困ってしまいますね。
ヨーロッパに多く見られるラウンドアバウト
1960年代にイギリスを中心として
ヨーロッパで広く導入されているとのこと。
もしもレンタカーでヨーロッパの旅を
計画されているのであれば、
ラウンドアバウトの使い方を
知っておく必要があります。
- イギリス - 左側通行(日本と同じ)
- 他ヨーロッパ - 右側通行
ここでは右側通行を例にしますね。
実際にラウンドアバウトではどう動けばいいの?
- 交差点内では通行している車両(左から来る)が優先となります。
- 進入後は左回り一方向のみの通行(反時計回り)。
- 交差点内の横断歩道の歩行者に注意。
- ラウンドアバウトの進入時は徐行。
- 交差点に入ったら左回りに徐行。
- 退出のときは、出ようとする地点の直前の出口を通過したとき、右へのウィンカーを出し、退出するまで合図は継続する。
- また進入した直後の出口から出る場合は交差点に入った時にすぐウィンカーを出す。
ラウンドアバウトはどんなところにある?
通常ラウンドアバウトは
大抵は市街地から離れたところや田舎に設置されています。
都市部では土地の確保が難しいことと、
交通量が多すぎる交差点では渋滞の原因にもなるとのことで、
あまり出くわすことはないです。
パリのシャルル・ド・ゴール広場
都市部のラウンドアバウトの代表は
パリのシャルル・ド・ゴール広場。
凱旋門の周囲を車線がなく、(実際は5車線程らしい)
12本の大通りが放射状に延びている、
ラウンドアバウトが囲んでいます。
*フランス語では ロン・ポアン rond point
フランスの場合、
自分から見て右側の車が優先なので、
退出する車より進入してくる車が優先となります。
交通量が多いうえに、
フランス人の運転は結構荒い(笑)ので、
周囲の車に注意しながら円から出ていくのが
至難の業という。
慣れなくて、気が弱いと
一生回り続ける、といわれていますよ(笑)。
通常はシンプルなラウンドアバウトが多いですから
動画であらかじめ学習されて、
現地では慌てることなく走行されるといいですね。
動画はイタリア、ヴェネツィアの本土側にある
メストレ地区のラウンドアバウトです。
*イタリア語ではロトンダ Rotonda