あなたはホット派ですか、コールド派ですか?
飲み物のことなのですが、私はホット派です。
たとえ夏の暑い日でも水なども常温のものをとるようにしています。内臓を冷やさないためですね。
そんな私でもイタリアで夏の強い日差しを長時間外で浴びたときには、ジェラートが欲しくなるときがあります。
イタリアといえばジェラート! ジェラートとは、ご存知のようにイタリアでのアイスクリームのこと。
美味しいんですよね!お客様の中にはツアー中は毎日召し上がる方もいらっしゃいますよ。
ジェラートの買い方には順序があります!!
イタリアにはたくさんのジェラート屋さんがあり、それぞれお店ごとのこだわりや味の特徴も異なります。しかしジェラートの「買い方」に関してはお決まりの順序があり、しかもどのお店も同じなんです。
このジェラートの「買い方」の順序を間違えると、もしかしたらぼったくりに遭うかもしれません。そうならないように、ぜひここで正しい順序を覚えておいてくださいね。
〈ジェラートの買い方の順序〉
- カップかコーンかを決める。サイズを決める。
*一番小さなサイズ(カップだったら
直径5cmくらい。相場は2.5ユーロ(約300円)
- そしてレジで料金を支払う
↑
ここが非常に大事です! - 支払後、レシートを受取る
- ジェラートが並んでいるガラスケースに移動
- レシートをスタッフに渡す
- お好みのフレーバーを伝える
*通常フレーバーは2種類選択できます。
これで気持ちよくジェラートを買っていただくことができます。
では、これがもしも、買い方の順序が違ったらどうなるのでしょう。下記の2つのエピソードは、私のお客様が実際に経験されたことです。
ぼったくりエピソード その①
Aさまのエピソード。
手の平を大きく広げてやっと持てるくらいの超巨大カップに、なんと25ユーロ(約3000円)請求されたそうです。
それがAさまがご希望されたサイズなら問題はないのですが、Aさまは「中」サイズを購入されるおつもりでした。
私はいつも「順序」のことは早い段階でお客様にお伝えして、ご注意いただくようにしています。そしてAさまもちゃんと「順序通り」に最初に料金をお支払いになろうとレジに向かわれたそうです。
するとお店のスタッフに「最初にフレーバーを選んでいいよ」といわれたそう。
Aさまはその通りにされたところ、25ユーロの請求だったとのこと。一番小さなサイズで相場が2.5ユーロですから10倍なんですよね。
つまり最初に「サイズを決めてからの支払い」ではなかったので、スタッフに勝手にサイズを決められて、それなりの金額を請求されてしまったということなんですね。
Aさまは結局全て召し上がることができず、捨ててらっしゃいました。
意外にも怒ったご様子でもなく、むしろ超巨大カップを楽しんでいらっしゃるし、まあ、いいのかな、、、と。
Aさまはポジティブです!
ぼったくりエピソード その②
Bさまのエピソード。
次のイタリア訪問の際も「順序」についてご注意いただくようにお伝えするのは私の定番です。
それをうなずきながら聞かれてらしたBさま。
ジェラートのお店で最初にレジに進まれ、カップの「小」を指定されました。するとスタッフが「支払いは後でいいのでフレーバー選んで」といったそうです。
Bさまはその通りにされたところ、スタッフはお店の奥に引き込んでしまったため、しばらく待たされたとのこと。
やっと戻ってきたそのスタッフの手には、
なんと!
超高層に盛られたジェラートが!
カップは間違いなくBさまが指定された「小」だったそうです。
そして25ユーロを請求されたとのこと。
最初にサイズを指定されたところまでは良かったのですが、その後に「支払い」がなかったので、超高層に盛られてしまわれたようです。
Bさまはその「タワー」がどれほど高いのか、お写真を見せて下さいました。
意外にも笑顔で件のスタッフと写っていらっしゃる、、、。
まあ、いいのかな、、、。
Bさまもポジティブな方でした!
AさまやBさまはポジティブな方々で、ぼったくり被害を笑い話に変えられました。しかしながらそれが勝手に決められたサイズだったり、勝手に高く盛られたりした場合には、料金を請求された時に断ることもできたと思うんです。
ジェラートをご購入の際は、どうぞ「順序」にはお気をつけくださいませ。
イタリアの厳選素材のジェラテリア!!
「ジェラテリア」とはジェラート専門店のこと。イタリアには手作りジェラートのお店もたくさんあります。
イタリア人はジェラートが大好きですので、国民のほとんどがそれぞれにお気に入りで行きつけにしているお店が必ず1軒はあるんですよ。
厳選した素材を使い、添加物を加えない、といった、健康を気遣ったジェラテリアもどんどん増えてきています。
画像2枚↓はイタリア国中、あちらこちらにあるジェラテリアのチェーン店。
こちらは「GROM グロム」↑
厳選素材の種類豊富なフレーバーを楽しむことができますよ。
2枚目は「VENCHI」というジェラテリア。↑ ローマの空港で撮影。ジェラートの写真を撮るのを忘れてしまいました(笑)
「VENCHI」ヴェンキと読みます。
ベンキ、、、その音の響きからは、とても美味しいとは思えませんけどね、、、(笑)
2019年12月に日本1号店が、東京銀座にできています。
もともとチョコレートのお店ということもあり、ジェラートのチョコレートフレーバーもカカオ豆の原産地別で種類豊富なところが特徴です。
文中の2つのジェラテリア「GROM」「VENCHI」は、ぼったくりエピソードとは全くの無関係です。
イタリアでジェラート購入の際は「順序」が大事!
- まずは、カップかコーンかを決めて、サイズを決める。
- その後支払いを済ませる。
ぜひこの「順序」を覚えていただき、美味しくジェラートを召し上がってくださいね。