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こんにちは!
今日は神秘的な青の世界
青の洞窟と入場の際に注意すること、のお話です。
ナポリ港から「青の洞窟」入り口まで
イタリアのナポリ港から高速艇に乗り
約45分でカプリ島のマリーナグランデ港に到着。
すぐにモーターボートに乗り換えて
約10分で洞窟の入り口に着きます。
ここでまた手漕ぎボート(2~4人乗り)に
乗り換えて青の洞窟入り口付近で待機。
こんなときは、女性の方はスカートよりも
パンツスタイルの方が動きやすいですね。
目の前に洞窟の入り口がみえてはいるけども、
急に風が吹いて、波が出てきてしまう時とか、
また、混雑具合によっては、
1,2時間待たされることもある、という
いくつかのハードルをクリアして
たどり着くことのできる、神秘的な青の世界。
その体験を求めて
たくさんの旅行者が訪れているわけです。
洞窟に入場できる確率はどのくらいなの?
青の洞窟入場の条件とは?
そもそも
洞窟の入り口は大変狭く、幅2m、高さ1mなため、
入場できる条件は
- 風がない
- 雨が降っていない
ということで、少しでも波が高いと入場不可。
冬の地中海は荒れやすいことで有名で、
波が穏やかな夏が確率は高くなるというわけ。
実はナポリ港出発の時には
今日は洞窟に入れるかどうかは、
およそわかってしまうのです。
NGとわかりきっているようなときでも、
パッケージツアーの場合は
不可抗力などの理由で行程通り進めるには
危険が伴う場合を除き
行程の通りに進める契約をお客様と結んでいるため、
予定を変更することなく、
閉鎖されているであろう青の洞窟を目指し
カプリ島へ向かうわけです。
時には高速艇が揺れるほど、波が高い時もあり、
そんな時は、100%入場不可なことがわかったり。
もしも、カプリ島に1泊する行程であれば
また次の日へと変更も可能ですが、
ほとんどは日帰りなため、
1度限りのチャンスになるんですよね。
ここだけの話ですが、
私はイタリア自体は100回以上訪問していて、
カプリ島は毎回ではないので、
十数回訪問しています。
洞窟に入ることができたのは、、、
なんと、
2回です!
シーッ!!お客様には内緒ですよ!(笑)
カプリ島 青の洞窟に入れる 確率は?
平均入場率
6~8月 | 80%台 |
---|---|
4,9月 | 60%台 |
5月 | 70%台 |
10,11月 | 50%台 |
3月 | 30%台 |
12~2月 | 10%台 |
その年の気象状況にもよりますので、ご参考までに。
洞窟入場の際は細心の注意を!!
前述のとおり洞窟の入り口は狭く、
手漕ぎボートの船頭さんは、入り口に張られた鎖を引いて
ボートを洞窟内へと滑らせます。
その際、
- 身体は前屈状態で、完全にボート内に沈める
- 手は絶対にボートの縁に置かない
これを守らないと、大怪我に繋がりますので注意。
目を開けると、そこは海の水が青く輝く神秘的な世界。
洞窟内にいられる時間は?
石灰岩の洞窟内部は、
奥行き54m高さ15m深さ22mの空間。
水中にのびる穴を通し入ってくる光が、
洞窟内の水や壁を真っ青に映します。
船頭さんがカンツォーネを歌ってくれたりすると
その歌声が洞窟に反響して、
幻想的な青の世界に浸ることができますよ。
また、洞窟からは、ポセイドンやトリトンの彫像が
発見されているということから、
ローマ帝国の皇帝が個人用のプールや入浴に
使用していたと考えられています。
そんなロマンを感じさせてくれる世界に浸れるのも
ほんの束の間。
『タイムスリップ』できるのも約3分くらい。
というわけで、
条件がそろえばご覧いただける世界です。
もっと高い確率を狙いたいなら
個人で行かれることをお勧めします。