こんにちは!
海外専門の添乗員として主にヨーロッパを中心に、世界各国20年以上「旅」してまいりました。
数多く宿泊してきたホテルの中で、後にも先にも「こんなの見たことがない」、という驚きのバスルームがありました。
本日はそんな奇妙なバスルームのお話です。
ヨーロッパではシャワーオンリーは普通!
ヨーロッパのホテルではバスタブがなく、シャワーオンリーの場合がありますが、それは至って普通なこと。
ホテルのランクが4つ星以下であれば、その割合も多くなってきます。
ヨーロッパの中でも特にイタリアは「シャワーオンリー」である割合が多いですね。
シャワーで疲れを「流す」
バスタブでは疲れを「溜める」
そんなふうにイタリアでは言われているとか。
新築の集合住宅には最初からバスタブなし、つまりシャワーのみの作りが増えているようですよ。
世にも奇妙なバスルーム!
さて、件の「驚きの」バスルームですが、どの街のどのホテルだったかは忘れてしまいました。ただ、北イタリアの、城壁で囲まれた小都市の、城壁外のホテルだったことだけは覚えています。
いつものように、チェックインを終え、私も自分の部屋に入ったところ、電話が鳴りました。
お客様からです。どうやらシャワーの使い方がおわかりになられないご様子。
こういうときは直接現物を拝見した方が早いですね。
奇妙なバスルームの正体
そして早速バスルームに入りました。その時目に飛び込んできた光景は、、、
なんと!!
シャワーの位置が、、、、
便器の真上だったのです!!
しかもシャワーは天井固定形。移動させることができません。シャワーからお湯を出せば便座がずぶ濡れです。
決してバスルームが狭いというわけでもなく、便器とシャワーの位置を、ずらして設置できるだけの余裕は十分にあるのにです、
なぜにこの位置に?! と大いに不思議マークが頭の中に浮かんでくるようなそんな配置だったんですよね。
その画像がないのが、残念でなりません。
イタリアのホテルでは、設備、建付け、スタッフなど、様々な点において、ツッコミどころが満載。
他の国ではなかなか経験ができないような、多くのハプニングがあったのもイタリアでした。
イタリアには100回近く訪問している中でも、今回のような「シャワーの位置」を見たのは初めてのことでした。
もちろん私にも使い方がわからず、お部屋替え、のご対応をさせていただきました。
もしも、そのバスルームを「使いこなす」ならば、蓋を閉じた便座の上でシャワーを使うことになるのでしょう。
しかし、蓋が濡れれば滑りやすく危険であり、シャワー使用後は当然便座も水浸しになるわけですよね。
イタリアには新しいホテルから老舗のホテルまで、星の数ほどに様々ありますが、設備の配置や建付けの独特さゆえに、驚かされる時があるんです。