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スペイン

ヴァレンシアの春は Azahar(オレンジの花)の香り!!

画像出典元:pixabay

こんにちは!

 

今日は芳しい香りのオレンジの花の話です。

ヴァレンシアまではオレンジの花の海岸!

画像出典元:pixabay

スペインのバス周遊のツアーでは

バルセロナからヴァレンシアまでの移動中、

ずーっと左手に地中海を見ながら進みます。

 

ヴァレンシア州に入ると、その海岸線は120km続く

Costa del Azahar(オレンジの花の海岸)となります。


Azahar
(アサアール)とは

スペイン語で「オレンジの花」のこと。


この辺りは
オレンジの栽培が盛んで、

見渡す限りオレンジの木、という風景になってきます。

 

ヴァレンシアといえばオレンジと火祭り!!

そう!

ヴァレンシアといえばオレンジが有名ですね!


毎年3月19日

(サン・ホセの日。ヴァレンシアの守護聖人)

までの5日間に開催される

ヴァレンシアの「火祭り」も有名です。


2016
年に世界遺産に
登録された、

春の到来を伝えるお祭りです。

 

闘牛はこれを機にシーズン突入となります。

ちなみに闘牛は一年中開催されていると

思っている方も少なくないようですが、

そうではなく期間限定で開催されているんです

 

オレンジの花のいい香り

この火祭りの時期に

ヴァレンシアを訪れると、風に乗って、

とてもいい香りが漂ってきます。


辺りをキョロキョロすると
見つかるのが、

火祭りと同時期に開花するオレンジの花なのです。

 

香気が強いため街中がこの香りに包まれるんですよ。

セビリアでも春祭りの時期は、同じくこんな感じです。

 

そのスッキリした高貴な香りには

癒されますねー。


ストレスを和らげる
働きがあるようですから。

また蜜も多い花のようです。

 

南ヨーロッパでは

オレンジの花のはちみつをよくみますが、

ほんのりとオレンジの花の香感じられますよ。

 

私はこの香りが好き過ぎて、

リラックスしたいとき、

この花のストレートハーブティをいただいて、

ヴァレンシアの春の街を思い出し、

しあわせな気分に浸ります。

 

ヴァレンシアの街の街路樹にもオレンジの木

さて、話を戻して、

ヴァレンシアの町の街路樹にはオレンジの木

よく使われています。

さすがオレンジの産地ですね!

画像出典元:pixabay

そしてスペインの他の町でも、

イタリアでもよく使われています。


冬の間に実が熟して、

1,2月あたりに収穫となりますが、

街路樹に使われているオレンジの実は収穫されず、

そのまんまになっているものもあるのです。


時には熟した
オレンジ色の実新しい未熟な緑の実

同時に同じ木になっているのを見かけます。

 

ビターオレンジとは苦いの?加工すると?


甘くておいしいオレンジなのに

なぜ採って食べないのか不思議に思いますよね?

 


実はこれ
naranjo amargo
(ビターオレンジ)

といって鑑賞用の種類なのです。

果実は甘さがなく、酸っぱく苦いもの。

画像出典元:pixabay

 

画像の葉の根元をよくみてみると、

二重になっているのがわかりますね。

これがビターオレンジの葉の特徴です。

 


観賞用で甘くなく酸っぱくて苦いのなら

生食はちょっと厳しいですよね。

じゃあ生食がダメならどうするのか。

 

ビターオレンジの加工品のいろいろ

ちゃんとその使い道はありまして、

果実を圧搾して果皮の精油を採り出した

ビターオレンジオイルは

主に食品の香料として使われるようです。

 


また花から採る
オレンジフラワーオイルは

「ネロリ」と呼ばれ、希少で高価な

エッセンシャルオイルのひとつに数えられていますね。

 


それと、
果皮を加工するとマーマレードになるのです。

ビターオレンジのマーマレード!

これが大好物なのが海を越えた英国の人々。


その続きはこちら

 ↓

セビリアのビターオレンジは女王陛下もお好きな大人のマーマレード!?画像出典元:pixabay こんにちは! 前回につづき、ビターオレンジのお話です。 前回のお話はこちら...
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