こんにちは!
もしもスペインにサムライの子孫が存在するとしたら、あなたはどう思われるでしょうか。
本日はサムライの子孫がスペインにいる!?というお話です。
アンダルシア地方
スペイン南部アンダルシア地方といえば、イスラム文化の影響が随所にみられ、エキゾチックな雰囲気を醸し出しているエリアです。日本の方がイメージする典型的なスペインの雰囲気があるのもアンダルシア地方といえるでしょう。
コリア・デル・リオ市の「ハポン姓」の人たち!!
アンダルシア地方最大の都市はセビリア。その近郊にコリア・デル・リオ市があります。
そこには、「ハポン」という姓を持つ人たちが600人以上もいるそうなんです。
ハポンは(=スペイン語で「日本」という意味)。
慶長遣欧使節団の末裔?!
そのハポンという姓を持つ人たちこそが、今から約400年前に結成されて支倉常長を団長とした、慶長遣欧使節の一部団員の末裔ではないかといわれているんです。
コリア・デル・リオ市の東側にはグアダルキビル川が流れていて、大西洋からこの川を使い、コリア・デル・リオに上陸。
使節団が初めてスペインの土を踏んだのが、コリア・デル・リオ市だったそうです。そして約3年間本拠地としています。
使節団一行が帰国しようとしたとき、ここに留まり定住した団員がいたそうなんです。ハポン姓の人たちが、その子孫たちなのでは、と言われているんですね。
ハポン姓の人たちはサムライの子孫であることを固く信じ、誇りに思っているのだとか。
驚くことに、ハポン姓の赤ちゃんには蒙古斑も現れるそうです!
コリア・デル・リオの公園には支倉常長の銅像がたち、市庁舎には日の丸が掲げられ、街のお店などには漢字の看板もみられ、日本との深い繋がりを感じさせます。
遣欧使節団帰国400周年!
一方、帰国の途に着いた遣欧使節団は、ちょうど400年前の元和6年(1620年)に仙台に到着。
2020年は帰国400年を迎える記念する年。
支倉常長の生誕地山形県米沢市では、支倉家14代当主支倉氏による講演会も開かれたようです。
以前から仙台市とコリア・デル・リオ市は、お互いに行き来などの交流もあるようですね。
海を越えた土地にサムライが結んでくれた縁。長く交流が続くことを祈念します。
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上記画像はアンダルシア地方コルドバ旧市街へと続く、古代ローマ時代にかけられたローマ橋。
橋下にはグアダルキビル川。慶長遣欧使節団のちょんまげ御一行様もこの橋を渡ったといいます。