こんにちは!
ゴディバのダークチョコレートクッキーをいただきました!あまり焼き菓子は食べないのですが、これは甘さ控えめで美味しかったです!
ところで、ゴディバのトレードマークは「馬に乗った髪の毛の長い女性」ですよね。その女性は一体どこの誰なのかご存知でしょうか。
本日はゴディバのトレードマークの女性にまつわる伝説のお話です。
ゴディバのシンボル(トレードマーク)
ゴディバのシンボルは、馬に乗った髪の毛の長い女性ですよね。
実はこの女性、英国はイングランドのコベントリーという町の伝説に出てくる方なのです。
その伝説とは、、、
11世紀、コベントリーの領主である、レオフリック伯爵が建物の建設を次々に計画し、領民に重税をかけようとした時、それを領民のために止めようとしてくれたのが、美しい伯爵夫人でした。
この方がレディ・ゴダイヴァ。
伯爵は夫人に「もしお主が一糸まとわぬ姿で馬に乗り、コベントリーの町中を回ることが出来たら、その時は税を引き下げて建設計画を取り止めよう。」と言ったのです。
翌朝夫人は勇敢にも領民のためにそれを実行し、重税を阻止したのでした。
そのゴダイヴァ夫人の勇気と深い愛に感銘を受け、自身のチョコレート店に「GODIVA」と名付け、またトレードマークにしたのが、ゴディバの創業者ご夫妻なんですね。
GODIVA
しかし、ゴダイヴァとゴディヴァ(ゴディバ)。とても似ていますがちょっと発音が違いますよね。
英語読みは [ゴダイヴァ]
フランス語読みは [ゴディヴァ(ゴディバ)]
ベルギーの公用語は
- オランダ語
- フランス語
- フラマン語
の3か国語です。
地域によって話す言語が違うのですが、首都のブリュッセルは2か国語(オランダ語とフランス語)の併用の義務あり。
ただ、私の今までの経験からみると、ブリュッセルの人達は、ほぼ100%フランス語を話していますね。
なので、「GODIVA」はフランス語読みでゴディヴァ。
つまりコベントリーのゴダイヴァ夫人のことなのです。
ゴディバは王室御用達のブランド
ゴディバといえばベルギー創業の、王室御用達のひとつに数えられている、高級チョコレートブランドですね。
ベルギーの首都ブリュッセルの中心に、グランプラスという世界遺産に登録されている広場があります。
フランスの詩人、ジャン・コクトーに、「豊穣なる劇場」、フランスの文豪、ヴィクトル・ユゴーに、「世界で最も豪華な広場」といわしめたところなんです。
ゴディバの本店はその広場の一角です。その本店の前がグループのお客様の再集合の定番の場所として私はいつも使っています。
英語のイディオムにもなったエピソード
ところで、先程の伝説にはまだ続きがあるんです。こんなときには決まって抜け駆けをする者がいますよね。
夫人が裸で馬に乗り町中を回っているとき、領民は夫人の気遣いに深く感動し、どの家でも窓を閉めて夫人の姿を見ないようにしたそうですが、1人だけ我慢できずに覗き見をしたのがトムという男。
英語で「覗き=peeping」
そしてトムを加えた「peeping Tom」は「覗き魔」というイディオムになってますよ。
そのピーピングトム、覗き見をした瞬間目が潰れてしまったそう。
いやはや。
コベントリーのからくり時計
photo by Elliott Brown
コベントリーの街の広場には伝説のゴダイヴァ夫人の騎馬像。
photo by Amanda Slater
1時間おきに馬に乗ったゴダイヴァ夫人が登場するからくり時計。
photo by Alex Liivet
夫人の上には覗き見をするピーピングトム(笑)
なんとも笑えるからくり時計をみることもできます。